ベストセラー学参を連発する予備校講師が教える「辞書さえあれば大半の英語を正しく読めるようになる」方法





DMMオンラインサロン「田中健一 英語道場」

英語を正しく読めるようになるためには,英語のルールに習熟する必要があります。この英語のルールのことを「英文法」と呼びます。もしかすると「英文法って4択の穴埋め問題のことでしょー?」と思う人がいるかもしれませんが,違います。ああいったもののことは忘れてください。二度と思い出す必要はありません。この記事では,皆さんを「辞書さえあれば大半の英語を正しく読めるようになる」ステージに導く優れた書物と勉強法を解説します。

釣りの世界には「フナに始まりフナに終わる」という格言があるそうですが,英文読解の世界では「『壁』に始まり『壁』に終わる」と言われています。主に私によって,ですが。最初に紹介する一冊は,その後に紹介する勉強を終えた後に,最後にもう一度読みたくなる一冊です。

『仲本の「壁」を突破する英文法完全速習講義』

残念ながら紙の本は絶版ですが,kindle版が購入できます。今この瞬間に購入して読み始めることができます。タイトルには「英文法」とありますが,この名著は英語を正確に読解するために必要な英文法の考え方に特化して解説しています。何度も何度も読んでください。そして,出てくる例文をすべて復文によって暗記してください(「復文」についてはこちらの記事を参照してください)。

『仲本の「壁」を突破する英文法完全速習講義』を1周読み終えた頃から始めて,並行して進めてほしいのが次の二冊です。

『英文法入門10題ドリル』
『英文法基礎10題ドリル』

この二冊がどんな本かを知ってもらうために,『英文法入門10題ドリル』の「はじめに」を引用します。

本書は,皆さんが英語を好きになる,英語ができるようになることを願って書きました。

前著『英文法基礎10題ドリル』はサッカーにたとえると,「パス練習,シュート練習」にあたります。本書『英文法入門10 題ドリル』は正確なパスやシュートをするための「ボールを止める,蹴る」技術を反復練習によって習得するドリルです。つまり,英語を「読む,書く,聞く,話す」上で必要不可欠な知識を頭で理解し,体に覚えさせるのを目的とした問題集なのです。

この二冊のドリルでは整序(並べかえ)問題を解き,英語を「書く」ことで英文法の知識を身に付けられるようになっています。自分で書ける英語は自分で読める英語です。「読む」技術を磨くにはとにかく読めばいいのだというのはよくある誤解です。正確に,かつすらすらと英語を読めるようになるためには,読む練習だけではなく書く練習も並行して進めることが極めて有効です。また,この二冊で学べる英文法の知識は,この後で紹介する発展的な書物を読み解くのに必要不可欠になります。

「ドリル」を各2周ほど済ませ,「壁」を3周ほど読んだら次に進みましょう。

『入門英文問題精講』

「入門」と名乗っていますが,竹岡広信師によるこの渾身の一冊を仕上げれば,最難関大レベルの入試問題に対応できるようになります。実際に手を動かして和訳をしてください。読むだけでは駄目です。わかったつもり・できたつもりになるだけです(こちらの記事を参考にしてください)。

「精講」に3周ほど取り組んだ後は,いよいよ「ラスボス」に挑みます。

『英文解体新書』

北村一真先生による会心の一撃とも言えるこの一冊の内容を知ってもらうには,やはり「はじめに」を読んでいただくのが一番です。

英文解釈や英文読解の学習書というのは世の中にたくさん存在します。しかし,その大半は大学受験対策のいわゆる学習参考書であり,それより上のレベルを対象としたものはそう多くありません。一方で,15年以上にわたって大学受験塾や大学で英語や英文解釈の指導をしてきた経験から言えることは,大学受験をクリアできるレベルの英語の読解力と,英語で読書を楽しんだり,英語の新聞雑誌やニュースなどを日常の情報収集に生かしたりすることができるレベルの読解力には,まだかなりの差があるということです。前者が後者の必要条件であることは間違いないにしても,十分条件とは言えず,大学受験レベルをひとまずクリアした人が,いかにして後者のレベルに近づくかというのは追究に値するテーマだと思います。
(中略)
想定する読者としては,大学受験レベルの英文法,英文解釈の基礎を一通りマスターしていて,さらに力をつけ,様々なジャンルの英語の文章を独力で読み解いていけるようになりたいと考えている人です。(以下略)

ここで北村先生が言う「大学受験レベルの英文法,英文解釈の基礎」を身に付けるための教材が先に紹介した「壁」であり「ドリル」であり「精講」です。

ここまで紹介したテキストをやりこむことで「辞書さえあれば大半の英語を正しく読めるようになる」は実現します。あとは皆さんの頑張り次第です。「勉強していてわからないところを質問したい」「一緒に勉強する仲間が欲しい」という方は私が主宰するオンラインサロン参加をご検討ください。高校生,大学生,社会人,学校教員,塾・予備校講師などが集って学んでいます。


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