ブッダ(前463~前383など諸説あり)




イラストはDYNAさんに描いていただきました。

仏教では,世界の創造主というような超越神の存在は認めない。仏陀は神ではなく人間だが,真理を悟って苦しみの原因である無知を滅ぼしたところに,偉大さがあるとされるのである。したがって,仏陀が見いだした真理を修行によって悟ることが,仏教徒の理想となる。すなわち,現在でも小乗(上座)仏教で見られるように,仏教徒はまず世俗的な社会生活を捨てて出家し,不殺生などの五戒をはじめとする数多くの戒律を守って自己を浄化する。そののち,禅定によって心を鎮めて真理を悟ることで,無知を完全に滅ぼして涅槃寂静へと至ろうとするのである。(センター倫理・1995追試験)

もろもろの煩悩は苦しみや悲しみを引き起こすが,その根本原因は,無常や無我に関する無知にある。それゆえ,この世を貫く理法を正しく悟ることによって,煩悩から解放されることになる。(センター倫理・2013本試験)

一切皆苦とは,四法印の一つで,この世のすべてが苦しみであるという真理をいう。(センター倫理・2012追試験)

人間関係が苦しみの原因ともなることは,現代特有のことではない。仏教の言葉である四苦八苦のうちの愛別離苦怨憎会苦は,まさに人間関係にまつわる苦しみに焦点を当てたものと言える。(センター倫理・1997追試験)

初期仏教では,輪廻に伴う苦しみの原因を分析し,かつ平安の境地である涅槃に到達するための実践を説く四諦が教えの中心をなしている。(センター倫理・2008本試験)

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